Mendeley で日本語と英語の引用を混在、自動判別してデリミタを使い分ける

数年前にこういう記事を書いたところ、気づかないうちに複数のコメントをいただいていました。
Mendeley + MS Word で日本語デリミタを使用し、引用文献を日本語英語に応じてスタイルを変える - YHR’s notes

そこで過去のコードを発掘し、最新版の Mendeley で動くようにしました。
確認した環境は Mendeley Desktop 1.14 Win32 (+ MS Word 2013)です。

以下、Google Drive に置きました。
2016/2/28 追記 citeproc.js をコメントいただいたバグを修正したものに差し替えました。

利用方法は以下の通りです。Mendeley を起動していない状態で

  • apa-jp.csl をユーザの csl フォルダに置く。Windowsならば C:\Users\[username]\AppData\Local\Mendeley Ltd\Mendeley Desktop\citationStyles-1.0\apa-jp.csl
  • citeproc.js を上書きする。Windowsならば C:\Program Files (x86)\Mendeley Desktop\citeproc-js\external\citeproc.js
  • Mendeley を起動し、View > Citation Styles > More Styles から YK's jpmod APA 6th を選択する。

挙動としては、日英の判別を全角文字の有無で行ったうえで、日本語と思しき場合は中点や「ほか」を使った表記を使うようにしています。
なお citeproc.js は Mendeley をアップデートすると上書きされてしまう可能性がありますのでご注意ください。

動作しましたら、コメント欄などでご報告いただければ幸いです。
また、たとえば IEEE スタイル的なナンバリングによる形式など、ほかの対応形式を作られた方はぜひご共有いただければと思います。